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ロンドン オープンハウス

毎年9月にロンドン各地で行われる「オープンハウス」は、デザイン好きにはたまらないイベントだ。通常は入る事のできない街中の有名建築や歴史的スポットが2日間だけ、一般市民に公開される。中には個人住宅も含まれ、素敵なお宅にちょっとお邪魔するようなワクワク感がある。

今年は、デイヴィッド・アジェ設計のSunken House、マクドナルド・ライト・アーキテクツの自宅を訪れた。Sunken Houseは、有名雑誌で頻繁に見かける黒い箱のような形をした住宅。知名度が高いだけあり、朝から既に長い行列ができていた。期待感いっぱいに中に入ると、階段を中心に広い2階と地下階に分かれたスペース。壁いっぱいを窓にした2階の部屋からは庭の緑と街が一望でき、黒基調の壁と緑のコントラストが印象的だ。地下階には機能的なキッチンとダイニングスペースが広がり、真っ白な収納を兼ねた壁のパネルがアクセントを加えている。(写真は英語版をみてね。ここをクリック)。個人住宅なので、こちらも個人的な視点で見てしまうのだが、全体的に冷たい感じがするのが気になって仕方がなかった。長くて暗いロンドンの冬を乗り越えるには、もう少し温かみのある家の方が良いような気もする...これもただのおせっかいですけど。

一方、マクドナルド・ライト・アーキテクツが自身で去年改築した自宅は、光がたっぷりと入る広々とした家。建築家自宅というだけあり、全てが計算通りにピッタリと納まり、キッチン用品からアート作品まで完璧に空間に馴染んだ素晴らしい空間だった。1893年に建てられた4階建て(地下1階)ビクトリアン建築の構造を全体そのまま残し、一階部分をスッポリ抜き取って改装かつ庭を加えて拡張するという大胆なプロジェクトだ。外観からはちょっと想像もつかないモダンな内装、機能性溢れるキッチンとバスルーム、快適でリラックスした家具セレクション、階段の素材とカットからドアハンドルまで、建築家の拘りが隅々まで見られる完璧ハウスである。その上エコハウスでもあり、日々使う水の70%は自宅の最上階に設置された浄水装置によってリサイクルされた水を使用。装置の電力は屋根に設置されたソーラーパネルから得ている。こんな家に住んでみたい..と思わず溜め息がでるような家だった。(写真は英語版をみてね。ここをクリック)。

こうして少しずつロンドンの新しい面を発見していくにつれ、この街には計り知れない魅力が潜んでいる事を実感している。来年のオープンハウスが今から楽しみだ。

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